お知らせ
「ぴあサロン」のご案内(出前ぴあサポートも可能になります!)
New: 2017年春からは、臨時あるいは出前ぴあサポート(ご自宅や最寄りのカフェなどで開催)も可能です。事前にご相談ください。
私たちは、日々を力いっぱい生きる子どもたちと、その子を囲むたくさんの素敵なご家族にお会いすることができています。
しかし、中にはその生涯を終え、お別れを告げなければならなかった子どもたちもいます。深い悲しみとともに生きるご家族が、そのグリーフ(※1)を少しでもかかえやすくなることを願って、星園みらいつくり学校では、2016年6月より同じ立場の方たちによる「ピアサポート(※2)」の機会である「ぴあサロン」を行っています。
「ぴあサロン」は、お子さまを亡くされたご家族などに、その気持ちや経験を思うままに語っていただく場所として設置されました。
担当されているのは、自らもお子さんを亡くされたご家族のお一人である岩野さんです。岩野さんはご自身の経験から「グリーフケア」について学び、グリーフケアアドバイザーの資格を取得されました。今回、ご自身がお子さんとお別れした際に、気持ちを分かち合える場所が欲しかったという経験から、同じ気持ちをもつ方たちの助けになればという思いでサロンを開設されました。
「ぴあサロン」は、毎月一回、第三木曜日に、札幌市の中島公園駅そばにある市民活動プラザ星園403号室にて開催されています。現在は、一対一でお話をする形をとることが多いようですが、ご希望や状況などにより複数の方が集まることも可能だと思われます。落ち着いた環境でお話しができるように、基本的には予約をお願いしておりますので、ご関心をお持ちになった方は、まずは一度お問い合わせください。
問い合わせ窓口は、稲生会toseikai@kjnet.onmicrosoft.comあるいは011-685-2799になっております。
また、岩野さんのプロフィール、開催場所などはこちらをご覧ください。
☆ピアサロン チラシはこちらをClick!☆
思いや経験をきいてほしい、話を聞いてみたいという方であれば、医療法人稲生会に関わっている、いないは問いません。
大切なお子さまを亡くされた方、重たい病気をもつお子さまと一緒に暮らす方、余命が短いと告げられているお子さまの家族、また、医療や福祉の従事者で、関わっていた子どもが亡くなってグリーフを抱えている方なども歓迎しています。
私たちは、医療や福祉を通じてのお付き合いが終わった後も、その子がつなげてくれた今も続くご家族との縁を、その子からの贈り物のように感じています。
※1「グリーフ」とは、死別や離別、様々な対象な喪失によってもたらされた悲嘆から起こる
身体・精神上の変化をさします。
※2「ピアサポート」とは、「同じ立場の人(Peer)」による共感、傾聴、助言などにより、
それぞれが自らの困難に向かい合い、それをほぐす手がかりを見つける機会のことです。
(Y.M)