お知らせ
2017年度もよろしくお願いいたします。
新年度になりました。
今年度も、北海道小児等在宅医療連携拠点事業YeLL、その実施事業者の医療法人稲生会をよろしくお願い致します。
今年度、医療法人稲生会には医師1名、看護師5名、理学療法士1名が新たに入職し、総勢 56名の法人となります。
YeLLについては今年度が、事業開始時に想定していた「北海道に小児等在宅医療システムを広げるための基盤をつくる初期3年間」の最終年度になります。
自治体においても、平成30年度から始まる「障害児福祉計画」のための検討が行われます。私土畠も、3月30日に開催された「第1回 北海道障がい者施策推進協議会 医療的ケア児部会」に委員として出席して参りました。YeLL事業で得られた成果を、障害児福祉計画策定にも役立てて行きたいと思います。
今年度YeLLでは、以下のような取り組みを行う予定です。
1)「YeLL in とかち」始動:
8月25日(金)18:00~ 十勝圏域の帯広市において小児等在宅医療に関するシンポジウムを開催予定です。それに向けて、YeLL in とかちチームが十勝圏域における医療的ケア児の応援マップ「YeLLマップ in とかち」の作成を進めてくれています。
2)「第1回 YeLL実践検討会」:
医療的ケア児に対する実践について広く検討する場を設けます。ひとつのケースをもとに「保健・医療・福祉・教育・保育」それぞれの視点から、さまざまな専門職の方々で議論できるような場にしたいと思います。
3)小児在宅医療実技講習会の継続開催:
2月に札幌で行った「ベーシック編」を旭川で開催予定です。また、札幌では「アドバンス編」の開催を予定しています。
4)「札幌市 支援者のための子どもの在宅医療ガイドブック」の配布:
昨年度8か月かけて作成した支援者のためのガイドブックを製本して配布します。なお、北海道内の他の地域でも活用できるよう、どの地域でも共通する部分についてはデータとしてホームページで公開いたします。
5)医療的ケアに関する絵本の配布:
昨年度に制作した絵本を、北海道にある全ての小学校に寄贈したいと考え準備を進めています。なお、この絵本については、朗読と音楽を合わせたムービーがすでに完成しており、今週中には公開できる予定です。
6)若年障害者の方々の地域生活に関するムービー制作:
小児等在宅医療の「等」の部分、神経難病などの当事者の方々の地域生活について知ってもらえるようなムービーを当事者団体と協働して制作することを予定しています。
この他にも、昨年度から開始している小児等在宅医療推進協議会の継続開催、北海道各地へのYeLL訪問およびアウトリーチ支援、各種啓発活動などは継続して参ります。
今年度も、YeLLをよろしくお願い致します!